地域版・アマメシ「おいしく食べよう健口教室」の『鶏肉のチーズ焼き』

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ページ番号1021510 更新日 令和2年7月19日

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地域版・アマメシのタイトル画像

「地域版・アマメシ」のページでは、尼崎市内で取り組まれている様々な食育活動で登場する「食事」を『アマメシ』と題して、『アマメシ』とそれが登場する『食育活動』やそこに関わる『地域の人々』の姿をご紹介していきます。

 

それでは、今回の『アマメシ』をご紹介しましょう!!

本日の『アマメシ』紹介!!

鶏肉のチーズ焼き、カラフルぽん酢和え、イタリアン切干し大根サラダの写真

本日、ご紹介する『アマメシ』は、「鶏肉のチーズ焼き、カラフルぽん酢和え、イタリアン切干し大根サラダ、ごはん」です。

栄養成分表示(1食分)

エネルギー:611kcal、たんぱく質:30.6g、脂質:25.0g、食塩相当量:2.1g、野菜量:129g

献立のポイント

  • 鶏肉のチーズ焼き
    味付けはシンプルに少量の塩こしょうのみですが、チーズを加えることで、鶏肉と野菜がおいしく食べられます。具材を小さく切ってアルミカップに入れて焼けば、お弁当のおかずにもピッタリです。
  • カラフルぽん酢和え
    電子レンジを活用した時短メニューです。炒り卵も電子レンジで簡単に作ることが出来ます。りんごの赤色、卵の黄色、ほうれんそうの緑色など、とてもカラフルで食欲をそそる一品です。
  • イタリアン切干し大根サラダ
    ポリ袋に食材を入れるだけで出来る超簡単!パッククッキングメニューです。歯ごたえが良く、食べる時に、お口の機能をしっかり使うことが出来ます。常温で長期保存できる食品(乾物・缶詰)を使っており、加熱も不要なので、災害時にも活用できます。

詳しいレシピは、下記をご覧下さい。皆さん、お家でも参考にしてみて下さいね。

 

さて、この『アマメシ』は、一体どんな食育活動で登場するのでしょうか・・・??

この『アマメシ』が登場するのは、こんな食育活動です!!

この『アマメシ』は、65歳以上の方を対象に尼崎市が実施している「おいしく食べよう健口(けんこう)教室」でご紹介しているメニューです。

尼崎市では、年齢を重ねても、いつまでも自分の歯でおいしく食べて、毎日元気に過ごせるよう「食事」や「お口」に関する介護予防教室「おいしく食べよう健口教室」を実施しています。詳しい教室内容は、下記をご覧下さい。

   定期講座…公共施設等で実施する調理実習つきの講座

   出前講座…地域団体からの依頼により管理栄養士等が出向く講座

 

講座風景の写真
「おいしく食べよう健口教室」講座の様子

 

令和2年7月現在、新型コロナウイルス感染症の影響により「おいしく食べよう健口教室」が開催中止となっています。感染症予防のためには、外出自粛が大切ですが、特に高齢者では、外出する機会が減り、体を動かさなくなると、体力や筋力の低下を招きやすくなります。ぜひお家でも取り組めることを実践して、体力や筋力の維持を心がけましょう。

 

そこで、お家での生活に役立てていただきたい食生活のお話を中心に、「おいしく食べよう健口教室」の様子をご紹介します。

紙芝居「低栄養ってなぁに?」

まずは、地域で健康づくりや介護予防のボランティア活動を行う「尼崎市健康増進すみれ会」の皆さんによる紙芝居から教室が始まります。

紙芝居イラスト

この紙芝居は、グラウンド・ゴルフ仲間のサチコさんとヨシコさんという2人のシニア女性の会話を通して、「しっかり食べて、低栄養を予防して、いつまでも楽しく元気に過ごしましょう!」ということを皆さんにお伝えする内容となっています。教室ごとに、様々な方が紙芝居の読み手となって下さっていて、作り話とは思えないほどリアルな名演技をして下さることもあれば、うっかり紙芝居のめくり方を間違え、最初のページの次に最後のページを読み、お話が始まった途端、急に終わってしまい、「なんでやねん!」と参加者からつっこまれたり、紙芝居の途中でサチコさん役の方が間違えてヨシコさんのセリフを読んでしまい、「あんたはサチコさんやで!ヨシコは私よ!」とヨシコさん役の方がつっこみ、即興漫才が始まることも・・・。会場はいつもあたたかな笑いに包まれ、楽しく和やかな雰囲気で教室が進んでいきます。

講座風景の写真
紙芝居の様子

低栄養セルフチェック

次は、参加者の皆さんに下の8項目について、1は「ある」「ない」、2は「はい」「いいえ」、3~8は「はい」「時々」「いいえ」のいずれかで回答していただき、低栄養のセルフチェックを行います。ホームページをご覧の皆さんも、ぜひ一緒にチェックしてみて下さいね。

1 最近、食欲はありますか?

2 直近の半年で2kg以上体重が減りましたか?

3 1日2食で済ますことが多いですか?

4 毎日同じような物ばかり食べていますか?

5 固いものが食べにくくやわらかい物ばかり食べていますか?

6 お茶や汁物等でむせることがありますか?

7 日中に、口の渇きが気になりますか?

8 口から食べこぼすことがありますか?

1で「ない」、2で「はい」、3~8で「はい」や「時々」と回答した方は、要注意です!必ずしも今すでに低栄養になっているとは限りませんが、その状態がずっと続けば、今後低栄養になっていってしまう、低栄養の予備軍かもしれません。

フレイルって?

「おいしく食べよう健口教室」では、参加者の皆さんに、「フレイル」という言葉を覚えて帰っていただいています。「フレイル」とは、身体的にも精神的にもひ弱になり、人との交流も減っていく状態で、要介護になる一歩手前のことです。要するに、何かコレという病気にかかっているわけではないけれど、年とともに気持ちも体も全体的に弱っていってしまっているという状態です。次に、「低栄養」と「フレイル」の関係ですが、「低栄養」になると筋肉のもととなるたんぱく質も不足している状態なので、体の筋肉が減ってしまいます。筋肉が減ってしまうと、動くのがしんどくなるので動かなくなります。動かなくなると、どんどん動けなくなっていってしまいます。そして、体を動かす量が少なくなると、お腹もすきにくくなって食欲が湧かず、食事量が減るので、ますます低栄養がひどくなってしまいます。この悪循環は、フレイルをどんどん進めてしまう「フレイル・サイクル」といいます。低栄養になると、フレイルが進み、フレイルが進むと、要介護状態になってしまうということです。

フレイルサイクルの図

フレイル予防のための3本柱

フレイル予防の3本柱の図

 

では、そんなフレイル・サイクルに陥らないようにするにはどうすればよいのかというと、フレイル予防のポイントは「栄養」「身体活動」「社会参加」の3つだといわれています。そのうち、「おいしく食べよう健口教室」では、特に「栄養」について、尼崎市の管理栄養士がフレイル予防のための食事のポイントをお話しています。

フレイル予防のための食事のポイント

食生活イラスト

1日3食は基本中の基本!朝・昼・夕の3食をきちんと食べて、低栄養を防ぎましょう!

独り暮らしだから・・・、お腹が空かないから・・・、外出する用事もなく生活リズムがつい乱れてしまって・・・など、食事を欠食してしまうことはありませんか?欠食した分、お菓子等の間食で空腹を満たしたとしても、食事が1日2食になってしまうと、どうしても必要な栄養素が十分とれないことが多くなります。毎日、朝・昼・夕の1日3食をきちんと食べて、低栄養を防ぎましょう。

毎日10品目を目標に!10品目をまんべんなく食べるようにしましょう!

食べる食材が偏ってしまうと、とれる栄養素も偏り、栄養不足になりやすくなってしまいます。毎日積極的に食べて欲しい10個の食品群「さあにぎやかいただく」を合言葉に、「」は魚、「」は油、「」は肉、「」は牛乳・乳製品、「」は野菜、「」は海藻、「」は芋類、「」は卵、「」は大豆・大豆製品、「」は果物の10品目をまんべんなく食べるようにしましょう。

下の「毎日食べよう!10食品群チェック表」を参考に、自分が1日で食べた食品を確認してみて下さい。バランスよく食べているつもりでも、食べている食品群が偏っていることもあります。10個の食品群のうち、毎日7個以上を目標に、1週間で一度も食べなかったという食品群がないように、心がけてみましょう。

10食品群のイラスト

孤食を避けよう!家族や友人と食事を楽しむ機会を増やしましょう!

一人では簡単な食事になりがちです。みんなで食べると自然と食も進みます。外出する機会が増えると、体を動かす機会にもなりますので、感染予防には気を付けながら、ぜひ家族や友人と食事を楽しむ機会を増やしましょう。

フレイル予防のためのおすすめレシピのご紹介

お話に続いては、地域で栄養講座等を行う「尼崎在宅栄養士会」の栄養士による調理実習です。
(出前講座の場合は、調理実演等)

本日ご紹介した『アマメシ』のように、フライパン1つ、電子レンジ、乾物や缶詰等を使い、手間をかけずに簡単にできる「おすすめレシピ」を3品ご紹介しています。簡単な料理ですが、3品で毎日食べたい10個の食品群の全てがとれるメニューになっており、ごはんをつけるとバランスのよい1食分の献立となります。特に、フレイル予防に重要な栄養素であり、筋肉のもととなる「たんぱく質」は、1食で1日の推奨量の半分以上をとることができます。
(「日本人の食事摂取基準(2020年版)」より、たんぱく質の1日の推奨量:65歳以上 男性60g、女性50g)

 

本日の『アマメシ』でとれる食品群

   さ(魚):ツナ

   あ(油):サラダ油

   に(肉):鶏肉

   ぎ(牛乳・乳製品):チーズ

   や(野菜):にんじん、ピーマン、ほうれんそう、大根、トマト、コーン、サラダ菜

   か(海藻):わかめ

   い(芋類):じゃがいも

   た(卵):卵

   だ(大豆・大豆製品):ミックスビーンズの大豆

   く(果物):りんご

 

調理実習には、毎回皆さんがわいわいと楽しみながら参加して下さっています。

講座風景の写真
調理実習の様子

 

たくさんの女性に交じっては参加しにくい・・・、料理が全くできないので不安・・・といった男性からのご要望にお応えして、男性限定の「おいしく食べよう健口教室」も開催しています。基本的な講座内容は他の教室と同じですが、特に男性限定版では、調理実習の際に、基本的な調理方法をやさしく丁寧にお伝えし、初めて料理を作る方にも安心してご参加いただけるよう配慮しています。

講座風景の写真

男性限定版の講座の様子

講座風景の写真

また、男性限定版にご参加いただいた方には、教室の終了後にも継続して食事に関心を持ち、楽しみながら料理に取り組んでいただけるよう、尼崎市立総合老人福祉センターで開催している「初めて作るおとこの簡単料理教室」、立花庁舎で開催している「男磨き料理クラブ」、武庫西生涯学習プラザで開催している「男の料理教室」といった男性向けの料理教室をご案内しています。

 

続いては、実際に参加した方に、感想を聞いてみましょう。

この食育活動に参加しました!!

シニアのイラスト

  • 「フレイル」という言葉を初めて聞きました。低栄養にならないように、毎日3食しっかり食べるよう心がけ、フレイルを予防していきたいです。
  • 日頃から介護予防を実践されている健康づくり推進員の方のお話にも共感できてよかったし、紙芝居がとっても楽しかったです。
  • 一人暮らしなのでどうしても粗食になりがちで、お話を聞きながら自分の食生活の見直しができました。「さあにぎやかにいただく」を心に留めて、今よりも栄養バランスに注意して、食品の数を増やしたいと思いました。
  • 調理実習では、手早く簡単に10品目が入ったものが作れて、いい勉強になりました。すぐ家でも作ってみようと思います。友人にも教えてあげたいです。
  • 電子レンジやポリ袋を使って簡単に調理できる方法を教えていただき、有難うございました。
    簡単!時短!の料理が魅力的でした。
  • 歌あり、紙芝居あり、料理あり、色々楽しい工夫がされていて、参加してよかったです。すぐに生活に役立つ講座内容でした。

今後もし機会があれば、皆さんも尼崎市の「おいしく食べよう健口教室」に参加してみて下さいね。

 

次は、この食育活動に関わっている方々を『アマメシ応援団』としてご紹介します。

私達が『アマメシ応援団』です!!

この食育活動の実施者・協力者から、メッセージをいただきました。

 

 

すみれ会の写真

≪尼崎市健康増進すみれ会 岩本さんより≫

尼崎市健康増進すみれ会は、地域の健康づくり活動に長年携わってきました。「おいしく食べよう健口教室」では、まず会員が研修として教室内容を学んだ後、市内各所で開催される定期講座や出前講座に健康づくり推進員として参加し、介護予防をテーマにした紙芝居の実施や調理実習の補助、日頃から会で行っている健康づくり活動の紹介をしています。教室のお手伝いを通して、フレイル予防の知識や簡単レシピなどを学ぶことができ、新しい食材や料理法にも積極的にチャレンジしています。また、参加した方に喜んでいただけるとうれしくて元気が出ます。いくつになっても、新しいことにチャレンジする姿勢や地域活動に参加したいという気持ちを大事にして、参加者の皆さんから元気をいただきながら、今後も楽しく活動を続けていきたいと思っています。

 

 

管理栄養士の写真

≪尼崎在宅栄養士会 今村さんより≫

「食べることは生きること」とよくいわれます。何をどう食べると健康で長生きできるのでしょうか。「おいしく食べよう健口教室」では「毎日食べたい10個の食品群」を基本に、尼崎在宅栄養士会の会員皆でおいしくて簡単にできるメニューを考え、ご紹介しています。参加された方々は「調味料がなくてもおいしいね!」「なんぼでも食べられるわ!」「これ好き!」など、ちょっぴりの試食に笑顔がいっぱいでした。「食べる」って幸せを運んでくれますね。フレイル予防のお話にも、うなずきながら「知ることは大切や!」と言ってくださる方もおられ、会場はいつもワクワク感や好奇心、自己肯定感などの感情で満ちています。今は新型コロナウイルスの影響で、教室は開催自粛中ですが、1日も早く再開し、地域の中で集うことができるよう願っています。

 

 

管理栄養士の写真

≪尼崎在宅栄養士会 竹内さんより≫

「おいしく食べよう健口教室」では、調理の説明や、フレイル予防のお話などを担当させていただいています。参加者の皆さんにとって、まだまだ聞きなれない「低栄養」のことを、楽しく分かりやすく伝えられるように、オリジナル紙芝居「低栄養ってなぁに?」を制作しました。自画自賛なのですが、なかなか良い作品に仕上がっていると思います。演じていただく方の演技力のおかげもあり、教室では笑いあり!で皆さんに楽しんでもらえて、紙芝居はとても好評です。関西人なので、参加者に笑ってもらえるとついうれしくなって、陰ながらガッツポーズを決めています。もし教室でこの紙芝居を観ることがあれば、ぜひ皆さんも大いに笑ってくださいね。

 

 

管理栄養士の写真


≪尼崎市管理栄養士 岡本より≫

一期一会を大切に、一人でも多くの方に健康になってもらえるよう、日々「おいしく食べる」ことへのエッセンスをお伝えすることを心がけています。この教室の参加者は、長年生まれ育ってきた食文化や食習慣に誇りを持った人生の大先輩で、実際には私が教えていただくことばかりです。教室を通して感じることは、『食べること』とは、人がどのように暮らし、どのように生きたいのか?という生き方そのものだということです。ただ「おいしいものを食べる」ことではなく、「おいしく食べる」ためにどのような工夫をするか?を参加者と共に考え学ぶ時間は、何よりも私の宝物です。

 

 

最後までご覧いただき、どうもありがとうございました!!

おじぎする女性のイラスト

今回のテーマは「高齢期の食事」でした。食事とは、「献立を考える⇒買い物をする⇒調理する⇒食べる⇒片付ける」という一連の流れで成り立ち、その繰り返しこそが「人の暮らし」です。尼崎市には、そんな「暮らしの知恵」を教えてくれる方がたくさんいます。「自分のために、家族のために、地域のために、日常の食事を大切にする」ことが、明日への力にもつながります。コロナ禍で「新しい生活様式」が求められる中、今回の『アマメシ』が皆さんにとって、これからの食生活を考えるヒントになることを願っています。
最後までご覧いただき、どうもありがとうございました!!

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このページに関するお問い合わせ

健康福祉局 南部保健福祉センター 南部地域保健課
〒660-0876 兵庫県尼崎市竹谷町2丁目183番地リベル5階
電話番号:06-6415-6342
ファクス番号:06-6430-6850