友好都市提携25周年記念 中国・鞍山市訪問特集
友好都市提携25周年記念 中国・鞍山市訪問特集(平成20年10月22~25日)

この度、本市と中国・鞍山市との友好都市提携が25周年を迎えることを記念し、尼崎市代表団として、鞍山市を訪問してまいりました。
鞍山市との友好都市提携は、昭和53(1978)年に尼崎市少年音楽使節団が鞍山市・北京市などを訪問し、交歓演奏会を開いて異文化交流を行ったことがきっかけです。
私にとって鞍山市を訪問するのは就任以来初めてのことでした。
鞍山市では、谷春立(こくしゅんりつ)市長をはじめ、たくさんの方々の歓迎を受けました。特に、平成15(2003)年に鞍山市友好経済代表団のメンバーとして、また平成16(2004)年に鞍山市女性代表団のメンバーとして尼崎市を訪問してくださった皆様との再会は、旧友に再会するような、懐かしい気持ちも加わり、より一層の感激を与えてくれるものでした。
4日間という短い間ではありましたが、市内の至る所で開発が行われ、まち全体が車や人で溢れかえっているところを拝見しておりますと、GDP(実質経済成長率)2ケタ成長を続け、隆盛を誇る今の中国を象徴するような活気がビシビシと伝わってまいりました。
そうかと思えば、厳しい冬の間の食料にとこの時期に白菜を大量にまとめ買いし、裸のまま軒先やベランダに積み上げている様子には何かほっこりとさせられるものもありました。
いずれにせよ、今回の鞍山訪問では、国際交流は人と人との交流が原点であり、実際に会うことは、他のツール(手紙や電子メールなど)での交流には及ばない力を持っているということを知ることができ、本当に貴重な経験をさせていただくことができました。
この経験を、今後の市政運営に活かしてまいりたいと考えております。
以下、写真とともに訪問中の様子をご報告いたします。
10月22日(水曜日) 鞍山市滞在1日目
午前6時50分 議会棟前からマイクロバスにて出発
関西国際空港にて尼崎市民団の皆さんと合流。同じ飛行機に搭乗しました。
大連経由で瀋陽空港に無事到着。大連空港も瀋陽空港もどちらも近代的な建物でした。
空港での写真撮影を禁じられているため、写真がないのが残念です。

瀋陽空港から鞍山市へ車で移動中の1コマです。
車道ですが、牛の横断中ということで、車は徐行せざるを得ません。

鞍山市内の様子です。
夕方4時ごろでしたが、人も車も多いです。
天気が曇りということもあってか、霞んだ感じです。

午後5時 鞍山市人民代表大会 賈 年吉(か ねんきち)主任へ尼崎からの記念品として菰樽(こもだる)をお渡しいたしました。
その後開かれた歓迎夕食会では、尼崎・鞍山両市の経済・文化・教育・スポーツなどについてお話しながら、終始和やかなムードで進みました。
10月23日(木曜日) 鞍山市滞在2日目
今日は、昨日の汗ばむ陽気とは打って変わって、朝から寒く、冷たく激しい雨がふりました。

まずは、ハイテク開発区の見学です。
開発区全体の概要や企業誘致に力についてDVDを使った説明を受けました。

その後、区内の企業である、科大聚龍集団を訪問しました。ここでは、紙幣の向きをそろえ、枚数を数え、結束するという機械を生産しており、実際に紙幣を使って操作しながら説明していただきました。
また、機械の組み立て現場を視察させていただきました。
日本の製造業やサービス業などの職場環境維持改善でよく用いられているスローガンの5S(整理・整頓・清潔・清掃・躾)にもう一つS(Security・安全)を追加した6Sを徹底しておられ、作業場はとてもきれいにされていました。

午前11時45分 鞍山市人民政府の表敬訪問を行いました。
谷春立(こく しゅんりつ)市長が温かく迎えてくださいました。

都市企画展示庁にて、鞍山市のパノラマ模型などを見学いたしました。
平成15(2003)年に建設され、まだ5年しか経っていない施設なのですが、リニューアル工事が始まるとのことです。
理由は、5年の間に市域の開発が進み、パノラマも変える必要が出てきたからだそうです。

来訪の記念に記帳をさせていただきました。
今回の訪問の目的は、友好都市提携25周年を記念してのものであることはもちろんですが、経済主体の交流だけではなく、広く文化・教育・スポーツでの交流を進めたいという願いがございました。
そういった意味で、今回の訪問では、私からお願いして、日程の中に鞍山市師範学院の見学を入れていただいておりました。

学院の門を入ったところに、「尼崎市長代表団の来校を熱烈歓迎します!」との横断幕が張られていました。

学院長からは、ぜひ尼崎市の大学生との交流を実現させたいとの提案をいただきました。

日本語学科の学生たちが黒板に歓迎の意を表してくれました!

学生たち(私のために女子学生ばかり集めてくださいました)から、日本語で、「学生時代の夢は何だったのですか?」「なぜ市長になったのですか?」などの質問を受けました。
学生たちのキラキラとした、夢に向かって進んでいく意志をみなぎらせたまなざしがとても印象的でした。なかでも、「鞍山市と尼崎市とのかけはしになりたい」という言葉には、心から感激しました。

午後になって、ようやく雨が上がりました。
聞けば2ヶ月ぶりの雨だったとのことで、空気も洗われたように、景色もハッキリ見えます。

本日最後の予定は、戴恩彪(たい おんぴょう)鞍山市副市長主催の尼崎市民団と合同の夕食会です。

友好都市提携25周年の記念品を交換いたしました。
奥にあるお皿が、尼崎市から贈った、尼崎市ゆかりの琴浦窯の陶器です。鞍山市の花であるスイカズラ(左)と尼崎市の木であるハナミズキ(右)が描かれています。
手前が鞍山市から贈られた玉(ぎょく)の置物です。

合同夕食会の後、今夜で鞍山をあとにする市民団の皆様と、ささやかではありましたが、茶話会を開催させていただきました。
あらためて、ともに鞍山市との友好都市提携25周年事業に参画できたことを喜び合いました。


10月24日(金曜日) 鞍山市滞在3日目
鞍山市の景勝地である千山(せんざん)を訪れました。
午後は図書館を見学させていただきました。
ここには、平成7(1995)年に「日中友好尼崎文庫」贈呈使節団から贈呈された文庫やビデオテープ等が保管され、市民が閲覧するための机もありました。
ただ、最近は本市からの本の贈呈が途絶えてしまっているようなので、新しいものをお贈りする必要性を感じました。

人民公園内にある友好都市提携10周年記念に本市から贈った時計塔です。
メンテナンスができておらず、時計が8時20分で止まったままなのが少し残念でした。

鞍山市婦人児童連合会に表敬訪問に伺いました。
平成16(2004)年に本市に来られた鞍山市女性代表団のメンバーを含む皆様が建物の前で私たちを出迎えてくださいました。
10月25日(土曜日) 鞍山市訪問4日目

ニ一九公園は、市の中心部に位置する市民憩いの公園です。
入り口には大きなモニュメントがあります。鍵の形をしていて、「未来の鍵を開く」という意味が込めれてているんだそうです。
鍵の中は鞍山市の形にくり抜かれています。

玉仏苑(ぎょくぶつえん)の中には、世界一の玉仏が安置されています。
1960年に発見された巨大な玉を、市の観光の名所とするため、1992年に市内に運び、120人もの彫刻師が一年半がかりで玉を刻み、1995年に完成した大仏だそうです。観光名所といえば、歴史的な地域資産を守り、磨くことだと思っていた私でしたが、一から作り出すこともできるのかと感心した次第です。
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