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鞍山市・アウクスブルク市の活動日記

8月1日(木曜日) 友好都市 中国・鞍山市 滞在1日目

空港


 友好都市提携30周年を記念して、尼崎市小学生代表団とともに、8月1日から3日まで友好都市 中国・鞍山市を訪問しました。小学生の派遣は初の試みです。関西国際空港の結団式では、今回の友好都市提携30周年の節目にあたり、将来にわたる友好親善交流をさらに深めるとともに、怪我のないように、でも出来るだけのびのびと、たくさんの経験をして帰国してもらいたいとご挨拶しました。

 

高速鉄道

(高速鉄道)

 昨年に完成したばかりの高速鉄道に乗り、大連北駅から鞍山市へ。大規模な体育大会の開催が予定されているとのことで、高速鉄道に乗車するために身分証(パスポート)の確認やセキュリティーチェックが行われていました。切符を購入するにも時間を要しましたが、高速鉄道の最高速度は300キロメートルを超えており、約1時間で鞍山市に到着しました。豊富な資源に恵まれ、「鉄鋼のまち」として知られる鞍山市。高速鉄道の線路には鞍山市の鉄が使用されたそうです。
 

玉仏苑

(玉仏苑)

 表敬訪問までの時間、小学生団とともに鞍山市の観光名所である「玉仏苑」へ。鞍山市では、鉄鉱などの鉱物資源と並んでこの「玉石」も多く産出され、名産品となっています。玉仏苑では、女性は右足から、男性は左足から入ると伺い、みんな間違ってはいけないとドキドキしながら建物に入りました。
 ギネスブックにも認定されている世界一の玉仏(高さ約8メートル、幅約7メートル、厚さ約4メートル)の前では、やんちゃ気味な小学生団も神妙に?お祈りしていました。 
 

鞍山市人民代表大会常務委員会 表敬訪問

(鞍山市人民代表大会常務委員会 表敬訪問)

 東山賓館にて、鞍山市人民代表大会常務委員会の皆様に表敬訪問。鞍山市人民代表大会の孫春山主任をはじめ、皆様が温かく迎えて下さいました。
 高速鉄道や玉仏苑の見学を終え、初めて伺った鞍山市の印象や感想などをお伝えするとともに、明日の鋼都小学校での小学生の交流や経済開発区の視察等を通じて、鞍山市との交流の絆をさらに深めたいとご挨拶させていただきました。
 

鞍山市人民代表大会常務委員会 歓迎夕食会

(鞍山市人民代表大会常務委員会 歓迎夕食会)

 表敬訪問に引き続き、東山賓館で行われた、鞍山市人民代表大会常務委員会の皆様との歓迎夕食会。
 友好都市30周年を迎え、今後、小学生のスポーツ交流や経済交流など、さらに交流の輪を広げていくような取組みについて話し合いました。鞍山市のある遼寧省は卓球の福原愛さんの活動拠点だったこともあり、卓球を通じた交流などもご提案いただきました。
 また、尼崎市の沿線図や利便性の高さを紹介する資料をお配りし、ぜひ鞍山市民の皆様に気軽に尼崎市にお越しいただくようPRを行いました。
 

8月2日(金曜日) 友好都市 中国・鞍山市 滞在2日目

鞍山市政府 表敬訪問

(鞍山市政府 表敬訪問)

 本日は朝7時40分から、小学生代表団とともに、鞍山市政府を表敬訪問し、呉忠瓊(ご ちゅうけい)市長と友好都市提携30周年の祝いの言葉を交わしました。呉市長は鞍山市初の女性市長。ともに今回の交流を喜び、今後につなげていきたいと話しました。

  

鞍山市政府 表敬訪問

(鞍山市政府 表敬訪問)


小学生団との表敬訪問の様子は、地元のテレビや新聞にも取り上げられられました。


 

(鞍山市政府 歓迎朝食会)

(鞍山市政府 歓迎朝食会)

 表敬訪問の後、呉忠瓊市長をはじめ、副市長や外事弁公室主任など鞍山市の皆様方と、本市代表団・小学生団の全員でテーブルを囲んでの朝食会。呉忠瓊市長と両市間の交流や産業、経済情勢など、さまざまな話をしました。


 

(鞍山市政府 歓迎朝食会)

(鞍山市政府 歓迎朝食会)


 表敬訪問では子どもたちも玉石を使った素敵な贈り物をいただき、お礼をしたいという小学生団の女の子たちが、呉忠瓊市長に鶴の折り紙をプレゼントしました。呉忠瓊市長は、とても喜んで下さいました!


 

(鞍山市鋼都小学校 交流活動)

(鞍山市鋼都小学校 交流活動)

 いよいよ小学生団と鞍山市綱都小学校を訪問。綱都小学校の児童や先生方がお出迎えして下さいました。写真をよーくご覧下さい。「熱烈歓迎日本尼崎市代表団訪問我校!」と電光掲示板に書いて歓迎して下さっていました!
 廊下の天井に描かれた星座や整備されたOAルーム、工作教室など、校内の視察を行った後、交流活動を行いました。

 

(鞍山市鋼都小学校 交流活動)

(鞍山市鋼都小学校 交流活動)

 校内視察を終えて教室に入り、自己紹介等を行った後、綱都小学校へ「忍たま乱太郎の絵本」を贈呈しました。また綱都小学校から本市へ、躍動する馬のヒスイの置物をいただきました。尼崎市役所内に飾る予定です!


 

(鞍山市鋼都小学校 交流活動)

(鞍山市鋼都小学校 交流活動)


 子どもたちも記念品を交換。鞍山市の子どもたちから小学生団一人ひとりにウクレレや手作り扇子、本など、心温まる贈り物をいただきました。


 

(鞍山市鋼都小学校 交流活動)

(鞍山市鋼都小学校 交流活動)


 日本からの訪問者が記帳しているアルバムを拝見し、長きにわたる交流の歴史の重みを感じました。「未来を担う子どもたち同士の交流は、とても有意義だと実感しています。今後も末永く鞍山市・尼崎市 両市の交流と発展が続くことを願って・・・。」とメッセージを書きました。


 

(鞍山市鋼都小学校 交流活動)

(鞍山市鋼都小学校 交流活動)


  1979年に尼崎市少年音楽友好使節団が贈ったオルガンです。大切に使って下さっていて、今でも弾くことができました!


 

(鞍山市鋼都小学校 交流活動)

(鞍山市鋼都小学校 交流活動)


 墨を使っての交流。私も小学生団と一緒に挑戦しました!


 

(鞍山市鋼都小学校 交流活動)

(鞍山市鋼都小学校 交流活動)


 扇子の作品づくり。みんなの真剣な表情を見て下さい!


 

(鞍山市鋼都小学校 交流活動)

(鞍山市鋼都小学校 交流活動)


 粘土を使ってペンギンづくりに挑戦!言葉は通じなくても、身振り手振りで通じるものがあるようです。子どもたちは、すっかり仲良くなった様子でした。


 

(鞍山市鋼都小学校 交流活動)

(鞍山市鋼都小学校 交流活動)


 とっても可愛いペンギンが完成しました!!


 

(鞍山市鋼都小学校 交流活動)

(鞍山市鋼都小学校 交流活動)


 日本の古くから伝わっている遊びの一つの「お手玉」。鞍山市の小学生にお手玉体験をしていただきました。


 

(鞍山市鋼都小学校 交流活動)

(鞍山市鋼都小学校 交流活動)


 今回の交流活動に参加してくれた児童です。
 鞍山市の子どもたちも、今度はぜひ尼崎市に来てほしいと伝えました。


 

(企業視察)

(企業視察)

 午後からは、小学生団は青少年活動センターや都市企画展示場などの見学。私は鞍山市経済開発区管理委員会の方のご案内で開発区全体を視察させていただきました。
 鉄鋼を包装するためのさまざまな金属材料を生産されている「発藍包装材料有限公司」や、ATM(現金自動預け払い機)、紙幣計数機など金融関係の機械を製造されている「科大聚龍集団」、日本企業とも提携していらっしゃる電力設備関係の「栄信電子股份有限公司」などの企業に伺いました。

 

(鞍山市外事弁公室 歓迎夕食会)

(鞍山市外事弁公室 歓迎夕食会)

 企業視察後は小学生団と合流して、鞍山市外事弁公室(いわゆる国際交流担当の部署)の皆様と夕食会。小学生団のメンバーに、私は参加できなかった午後からの活動内容や感想を聞きました。都市計画展示場のジオラマの写真を見せてもらい、予定にはなかったのですが、私も最終日にぜひ視察したいと室長にお願いしてしまいました。
 外事弁公室の皆様には本当にお世話になるとともに、一緒にいる時間も長く、親交を深めることができたと思います。夕食会も盛り上がりました!

 

8月3日(土曜日) 友好都市 中国・鞍山市 滞在3日目

(都市計画展示場)

(都市計画展示場)


 実はこの日、都市計画展示場は休館日だったのですが、入ってすぐのところにあるジオラマだけ特別に見せていただくことができ、開発区や主要施設の位置等、鞍山市の全体を確認することができました。


 

(二一九公園)

(二一九公園)

 最後に、二一九公園を視察。この公園は1948年2月19日の「鞍山解放記念日」にちなんで命名されたそうです。その他、二一九道路や二一九小学校もあるとのこと。公園内には、動物園や遊園地などもあり、たくさんの親子連れや学生さんが集い、健康広場では高齢者の皆様が健康遊具で体力づくりをされていました。

 

飛行機


 あっという間に時間は過ぎて昼には空港へ。その頃には雨模様でしたが、小学生団は何とか予定通り、「鞍山市に来たら千山に登れ」といわれる名所、千山に午前中に登ることができたとのことで、よかったです!私は小学生団より一日早く鞍山市を後にして、引き続き、姉妹都市のドイツ・アウクスブルク市に向かうべく飛行機に乗り込みました。

 

FMあまがさき収録

(FMあまがさき収録)

 帰国後、FMあまがさきで私が月に一度担当しているコーナー「い~なこの街 尼崎」の収録があり、「尼崎市・鞍山市友好都市提携30周年記念『子どもたちの国際交流』」と題して、鞍山市を訪問した尼崎市小学生代表団のみんなをゲストにお迎えしました!参加のきっかけから印象に残っていることや驚いたこと、学んだことなど、さまざまな角度から話をしてもらいました。


 友好都市提携を締結して30年を経た時間の重みと、これまで先人たちが築き上げてきた途切れることのない友好の絆を深く感じました。このような自治体レベルでの交流は非常に意義深く、特に未来を担う世代の交流を今後も深めていきたいと思います!
 

8月4日(日曜日) 姉妹都市 ドイツ・アウクスブルク市 滞在1日目

アウクスブルク市内

ドイツ・アウクスブルク市

 機中泊、イスタンブールを経由して、4日の朝にドイツ・ミュンヘン空港に到着。ミュンヘンから車で1時間ほどで本市の姉妹都市 アウクスブルク市へ。中国鞍山市・友好都市30周年と合わせ、私にとっては初めての訪問となりましたが、大阪・神戸ドイツ総領事だったオルブリッヒ氏には、東日本大震災の原子力発電所事故発生以降、ドイツにおけるエネルギーシフトの取り組みについてパネル展示やご講演をいただくなど大変お世話になっていました。


 

ドイツ・アウクスブルク市

 また、本市が国から環境モデル都市に選定された折でもあり、今回のドイツ訪問にあたっては、環境・エネルギー事業について、とりわけ経済政策との両立についても視察やヒアリングを入れて欲しいとお願いし、4日~8日の日程で訪問しました。
 さてさて、アウクスブルク市のキレイな街並み・・・皆さん、どこかで見たことありませんか?そうです、ショッピングセンター「つかしん」のオリジナルモデルです!!石畳や昔ながらの建築物を保全している旧市街地内には頻繁に路面電車が走っていました。
 

ドイツ・アウクスブルク市


 自動車は、「G4シール」が貼られた低公害車のみ乗り入れできるそうです。初日の4日は日曜日ということもあり、市内の名所を案内していただきました。



 

大富豪フッガー家

(大富豪フッガー家)


 中世からアウクスブルク市で隆盛を極めた大富豪フッガー家。滞在したホテルのすぐ近くにある、その屋敷と中庭です。中庭はレストランになっていて、屋敷部分はいろんなテナントが入っています。


 

(大富豪フッガー家)


 かつてアウクスブルクでは間口の広さで税金が決まっていたそうで、うなぎの寝床のような狭い間口の建物が多い中、これだけ広大な間口の大豪邸!その財力が伺えます。ちなみに、フッガー家は現在もこの町で事業を続けていらっしゃいます。

 

ツォイクハウス

ツォイクハウス


 かつて兵器庫や消防署だった歴史もある「ツォイクハウス」。現在は市の音楽学校になっており、貸館機能もあるそうです。隣にあるカフェレストランのオープンテラスでは、ジャズ・ライブを聞きながら気軽にランチを食べている人たちが大勢いらっしゃいました。


 

ツォイクハウス2



 ギャラリースペースでは、なんと漫画展が開催されていました。日本のアニメや漫画の文化がこんなところに!と嬉しくなりました。




 

ツォイクハウス3


 私たちも緑に囲まれたオープンテラスで昼食。ソーセージに、じゃがいものニョッキなど、どれも美味です!私はアルコールは弱いのですが、ビールをレモネードで割った「ラードラー」を教えてもらい、お気に入りに。途中、雷を伴う激しい風雨に見まわれましたが、テラスから室内に移動して、デザートまでしっかりいただきました。ドイツでも日本同様、ゲリラ豪雨が増えてきているそうです・・・。

 

ディーゼル記念苑

ディーゼル記念苑


 本市とアウクスブルク市のまちを結びつけたのは、MAN社(Maschinenfabrik Augsburg-Nürnberg)のルドルフ・ディーゼル博士とヤンマーディーゼル株式会社の創業者の山岡孫吉氏のお二人でした。ディーゼル・エンジンの小型化に成功した山岡氏が、そもそもの発明者ディーゼル博士に感謝し、顕彰する石庭苑を博士ゆかりの地であるアウクスブルク市に贈られたのがきっかけとなっています。

 

ディーゼル記念苑2


 結果、ヤンマー株式会社(旧 ヤンマーディーゼル株式会社)が拠点を置く、尼崎市と長浜市の両市が、アウクスブルク市と姉妹都市提携を結んでいます。これは、日本とドイツの間で結ばれた初めての姉妹都市提携でした。石碑にはディーゼル氏に向けて「あなたの偉大な精神は、日本で永遠に生き続けています」と刻まれています。

 

フッガライ

フッガライ


 大富豪フッガー家が運営する世界最古の社会福祉住宅「フッガライ」。現在も年間の家賃約150円で、150人程度の低所得者が住んでいらっしゃるとのこと。フッガライは、アウクスブルク市庁舎と並んで、市で一番の観光地になっているそうです。


 

フッガライ2


 ほとんどの住宅は人が住んでいますが、一部が観光用として当時の生活がわかるよう博物館になっています。博物館では、当時のアウクスブルクの地図も展示してあり、現在と区画が変わっていないことに驚きました。




 

フッガライ3


 また、場内には防空壕が残されており、フッガライの住人以外も周辺住民が中に入り空襲を逃れていたと伺いました。空襲により大きな被害を受けた当時の市内の写真なども展示されており、戦火の激しさが伝わってきました。



 

大聖堂

大聖堂


 アウクスブルク大聖堂は、2本の西塔を持つ14世紀の建築物で、ロマネスク様式とゴシック様式が併存しています。




 

大聖堂3


 「聖母マリアの入口」とよばれる正面の入口は、周辺のレリーフも美しく、素晴らしいものでした。大聖堂内には千年前の青銅の扉や、ダビデ王などを描いた世界最古のステンドグラス、ハンス・ホルバイン作の祭壇画もあります。写真のステンドグラスは18世紀の明るい色調のもので、アウクスブルク調と呼ばれているそうです。


 

ラーツケラー市庁舎

ラーツケラー市庁舎


 駆け足で市内を案内していただいた後は、アウクスブルク市のシティディレクターのシュヴァルツ氏、元市職員で、本市との窓口として長年お世話になったイルスペルガー氏等とラーツケラー市庁舎で夕食。尼崎造園事業協同組合が作成されたアウクスブルク市内にある日本庭園の作庭過程を記録した写真集も贈呈しました!


 

ラーツケラー市庁舎


 環境や教育、人口問題など、アウクスブルク市や尼崎市の課題についての意見交換や、「昔、こんなことがあったよ」「あの人はどうしてる?」という話で大変盛り上がりました。




 

8月5日(月曜日) 姉妹都市 ドイツ・アウクスブルク市 滞在2日目

バイオマス・プラント

バイオマス・プラント

 滞在2日目、最初に訪れたのはバイオマスの発熱・発電プラントです。ドイツではエネルギーや水の供給を地方自治体が担っており、アウクスブルク市では、第三セクターの公社が電気・ガス・水道のほか、バス・路面電車などの公共交通も担っています。エネルギー分野では、日本でも導入された自然エネルギーの固定価格買取制度によって収益が確保されており、その利益で赤字の交通部門を賄っているそうです。まず、公社の取締役であるゲープハルト氏にご挨拶。なんと、奥様が青年使節団として尼崎市を訪問されたことがあるとのこと!私たちの視察を大変歓迎して下さいました。

   

バイオマス・プラント2

 燃料になる木材は家具などに利用できない間伐材。1日に電気で5~7メガワット、熱で5~15メガワット分のエネルギーが供給可能で、アウクスブルク市の2万世帯分を賄っています。電気は変電所に、熱は断熱パイプを使って各家庭、企業に送られます。断熱パイプは地中に埋まっており、総延長は140キロメートルにもなるとのこと。日本では、熱から電気を作り、それを熱にして利用することが多いのですが、ドイツでは熱と電気のコージェネが基本。本市で今から各家庭まで送熱パイプを整備するのは難しいですが、工場エリアではもっと熱利用を考える余地があるのではと思いました。

 

バイオマス・プラント3


 制御室のモニターには、ガスや廃棄物を利用した他のプラント分のほか、発熱量、発電量、大口利用であるMAN社と病院のエネルギー使用量などが表示されていました。その後、熱交換器やタービン室、燃焼炉、灰処理の現場も見学させていただきました。有害物質を取り除いた灰はコンテナーに取り出し肥料にして再利用。重金属などの有害物質はかつて岩塩を採った空洞に埋め立て、管理しているそうです。


 

バイエルン環境技術応用研究所(bifa)

バイエルン環境技術応用研究所(bifa)


 バイオマス・プラントの周辺は環境関連の機関や企業が集積しているエリア。続いて、バイエルン環境技術応用研究所(bifa)に伺いました。Bifa、環境ノウハウ拠点振興協会(KUMAS)、環境技術インキュベーションセンター(UTG)、有限会社CheMin(ケミン)の方々が集まって下さり、各団体の取組みのプレゼンの後、質疑に応じて下さいました。


 

バイエルン環境技術応用研究所(bifa)2

 Bifaは、バイエルン州、アウクスブルク市、商工会議所が出資した有限会社で、環境と経済の両立についての啓発・支援を展開しており、アウクスブルクがドイツにおける環境都市として中心的な役割を果たすための中枢機関です。
 研究やコンサルティングの内容は、ごみ問題の処理工程からリスクを含めたコミュニケーションまで多様。例えば、ごみ処理について、技術的なエンジニアだけでなく、経営学、経済学、心理学など学問の境界を超えたさまざまなスタッフで問題解決にあたっているそうです。また、研究所内には化学や微生物などの機械設備も整っており、政府や行政機関はもちろん、アウディ、BMWなどの大手企業からも依頼を受け、20年で900件のプロジェクトを立ち上げています。
 

環境ノウハウ拠点振興協会(KUMAS)

 環境ノウハウ拠点振興協会(KUMAS)は、経済−政治−行政−学術のつながりを作ることを目指す企業のネットワーク。以前は環境保護に取り組む企業をターゲットにしていたそうですが、現在はどのような企業でも環境への取組みが必要との認識で活動しているとのこと。KUMASでは、バイエルンごみ会議や大気汚染会議、水質汚染会議などで、経済と環境と社会を考える講演等をされています。モットーは、「たくさんの有能なメンバーをつなぎ、まとめることができれば、環境問題は解決できる」だと話して下さいました。 

 

環境技術インキュベーションセンター(UTG)

 環境技術インキュベーションセンター(UTG)では、起業家が独立するための数年間を、事務所やラボ、共用の事務機器、工場設備などでサポート。研究インフラが無料で提供されるほか、高熱水費も大口契約で割安、またアウトバーンに近い立地も魅力になっているとのこと。資金は、アウクスブルク市のほか、バイエルン州や商工会議所などが拠出しており、入居には、若手起業家であることのほか、コンセプトや将来性などについての審査があるそうです。
 現在、6千平方メートルの施設内に40社が入居しており、KUMASもその一員。入居企業は成長が早く、独立の可能性も高いそうです。設立から15年で130社が独立しており、EU内を代表するインキュベーションセンターになっています。EU圏は環境基準が厳しい一方、それに対応する調査研究、分析等のビジネスが発達していることを感じました。
 

CheMin(ケミン)

 CheMin(ケミン)はUTGで起業し、bifaにも関わっている民間企業。発電所などのプラントのコンサルティング、鑑定・評価、研究・開発を行っており、プラントの腐食防止や長寿命化、エネルギー効率を上げる方法を研究、提案するなどの業務で実績を上げています。
 他に競合企業がなく、ドイツ国内はもちろん、世界各国から受注があるそうです。ノウハウや特許の取得、広域なネットワーク、さらに大学と提携して専門の学生を育てることが大切とのことで、bifaやKUMASを通じてさらにネットワークが広がったと話して下さいました。
 研究スタッフはエンジニアだけでなく、地質学、鉱石学などの専門家など多様で、社員は35名。女性が多く、起業以来、20人も子どもが生まれたそうです!
 

独日協会アウクスブルク・シュバーベン主催 昼食会

独日協会アウクスブルク・シュバーベン主催 昼食会

 bifaでのヒアリングが盛り上がってしまい、駆け込みで独日協会アウクスブルク・シュバーベンの皆様が主催して下さった昼食会のレストランに到着。Hannelore Leimer(ハンネローレ・ライマー)会長、Bernd Konert(ベルント・コナート)事務局長、Dr.Wolfgang Bockhold(ヴォルフガング・ボックホルト)顧問、Marjan Wolf(マリアン・ウォルフ)氏と楽しく有意義な、そして美味しい昼食をいただきました!
 ライマー会長(赤いジャケットの女性)は関東圏を中心に日本でもビジネスを展開されています。プライベートでの来日はもちろんのこと、立地条件の良い本市への進出もぜひ検討していただきたい旨をお伝えしました。
 

日本庭園

日本庭園


 昼食後はアウクスブルク植物園を視察。ここには、1984年に姉妹都市提携25周年を記念して尼崎市が贈呈した日本庭園があります(長浜市も一部費用を負担されています)。かねてより関係者の方々からお話を伺っていましたが、いよいよ訪問が叶いました!一歩、足を踏み入れると、とても手入れの行き届いた、かなりの広さのある日本庭園が広がっていました。思わずここがドイツだということを忘れてしまうほど。

 

日本庭園


  尼崎市とアウクスブルク市の造園関係者が共同で作り上げた日本庭園。当時、造園に関わったスタッフの方も来て下さっていました。もちろん日本から持っていった造園事業協同組合作成の日本庭園の写真集をお渡ししたところ、懐かしい!と大変喜んで下さいました。「話そうと思っていたことが全部載ってるよ!」と笑いながらも、さまざまなお話とともに、丁寧に庭園内を案内して下さいました。


 

日本庭園

 数あるエピソードの中でも、とりわけ印象深いのが石の話だそうで、日本庭園に相応しい石がアウクスブルクになく、チェコとの国境まで見に行くことに。その日は日曜日で誰もいないよと言いつつ、とにかく行ってみたら、いい石が見つかって、たまたま近くを歩いている人に声掛けると、なんとその人が石切場オーナーだったのだそうです!ここに運んだ石は全部で400トン、一番大きな滝口の石は27トン。当時の関係者の方々の友情と熱意が、多くの不可能を可能にしたということが感じられました。

 

日本庭園

 また、池の周りはドイツの安全基準では手すりが必要なところ、この庭園は芸術品であるとのことで特別にOKをもらったそうです。実際に池に落ちたのはオープニングときに記念写真を撮るために後ずさりしたカメラマンだけだから大丈夫!とのお話でした。池を取り囲むエリアには多くの地元の若い人たちがくつろいでいて、友好の証の日本庭園が今もアウクスブルクの人々に愛されていることを実感しました。尼崎の若い人にも、この友好の証の日本庭園を観に来てほしい、また、造園関係者も指導に来てほしいとおっしゃっていました。

 

日本庭園

  これだけの偉業を成し遂げた先輩方の情熱に感服するとともに、この素晴らしい庭園を今後も両市で守っていきたいと気持ちを新たにしました。     
    日本庭園を含むこの植物園の全体は、それはもう広大です。この植物園でアウクスブルク市内の植栽計画を所管しており、大きな森林や水源も所有しているとのこと。植物園内には小規模のバイオマス発電所があり、200箇所の温室の空調などを賄っています。植物園では、地場産野菜の販売やジャズフェスティバル、結婚式など、さまざまなイベントを行うとともに、養蜂により蜂蜜も採っているそうです。今回は時間がなくて寄れませんでしたが、隣には動物園もあるんです!
 

ドイツに茶室?!

ドイツに茶室?!

 一度ホテルに戻り、大急ぎで浴衣に着替え。(日本で慌てて着付けを特訓した成果、いかがでしょうか!? )というのも、この後の予定は、オープンしたばかりのテキスタイル博物館の特別展「テキスタイル・アーキテクト展」のオープニング式典。世界で活躍する日本人建築家の隈研吾さんが設計された、バルーンのような茶室!がシティギャラリー(ショッピングセンター)に展示されるとのことで、私も、グリーブル市長、水谷章在ミュンヘン日本総領事館総領事とともに参加させていただいたのです。

 

ドイツに茶室?!


 たくさんの市民の方がお集まりの中、日本の茶道の文化の紹介と合わせて、姉妹都市の尼崎から参加している私たちのことも紹介していただきました。また、翌月に尼崎市を訪れる予定のアウクスブルク市青年使節団のメンバーとも対面。今、私たちを歓迎して下さっているのに負けないくらい、皆さんを歓迎します!と伝えました。


 

ドイツに茶室?!


   セレモニーでは多くの人が日本食やお茶などを楽しんでいましたが、なんと着物姿の若い女性グループも!着物愛好サークルの皆さんとのことで、着物はインターネットで購入しているのだそうです。日本の庭園に続き、アウクスブルク市の皆様が日本文化に親しんで下さっているのを目の当たりにして、本当に嬉しく思いました。


 

市長表敬訪問

市長表敬訪問


  いよいよ市役所での表敬訪問。黄金の間を見学させていただいた後、その隣りにある侯爵の間で、グリーブル市長、市議会議員の方々をはじめとするアウクスブルク市の皆様、水谷総領事も参加して下さってのセレモニーが行われました。



 

市長表敬訪問

 グリーブル市長からは、「50年以上の姉妹都市提携で、青年使節団はホームステイで家族とふれあい、日本の考え方や暮らし、文化等を知ることができた。また、阪神大震災や東日本大震災が起こりとても心配していたが、人々の復興に安堵した。福島の原発事故により世界が変わり、アウクスを含めドイツでは脱原発の弾みとなった。難しいことではあるが新たな成長へのチャンスだと捉えている。姉妹都市の尼崎市が環境モデル都市となったと聞き、嬉しく思う。今回の交流で、アウクスブルク市の環境関係で培った能力等を知ってもらう機会となった。」とのご挨拶。
 

市長表敬訪問


  私からは、「初めてアウクスブルク市を訪問させていただき、このまちの魅力とともに、長年育んできた両市の友情の証しを見ることができた。さらに、環境関連をはじめ、さまざまな事を学ばせていただき、日本での仕事に活かしていきたいと考えている。来月には青年使節団が尼崎市に来て下さるが、皆さんにしていただいた以上に歓迎したい。インターネットが発達し便利な時代になったが、グリーブル市長の言う通り、ホームステイなど顔を合わせての交流はとても大切なこと。皆様もぜひ尼崎市にお越し下さい。」とご挨拶しました。

 

公式夕食会

公式夕食会

 セレモニーの後はレストランに移動しての公式夕食会。市内を大きな川に囲まれ、紡績業で大きく発展した後、産業の近代化を経て現在にいたっているアウクスブルク市は、尼崎市との類似点も多く、話題は尽きませんでした。環境、経済の両面から、強度があり軽量な素材であるカーボン繊維業に期待しているとのこと。また、原子力からの撤退は、福島の事故が契機となっているものの、最終処分の問題が解決できていないということへの世論が大きいようでした。産業の歴史や今後の政策の方向性についての話題を通じて、よりお互いの市のことを知ることができ、充実のひとときとなりました。
 

8月6日(火曜日) 姉妹都市 ドイツ・アウクスブルク市 滞在3日目

Eva Weber(ヴェーバー)議員、Wolfgang Hehl(へール)職員との懇談

Eva Weber(ヴェーバー)議員、Wolfgang Hehl(へール)職員との懇談

 滞在3日目は、朝一番で再び市庁舎へ。経済担当局長で議員のヴェーバー氏の執務室を訪ねました(ドイツは市も議院内閣制なので政治家が執行サイドの役職についています)。彼女は、昨年のヤンマーディーゼル株式会社100周年記念式典の際に来日・来尼され、お会いしていたので、久しぶりの再会です!今回は、経済の視点からの環境の取り組みについてヒアリングをお願いしていました。


 

Eva Weber(ヴェーバー)議員、Wolfgang Hehl(へール)職員との懇談

 ドイツでも人口減少社会の到来で都市間競争が強く意識されていること。そのため、生活の質の向上を掲げて政策が立案されており、環境はその大きな柱となっていること。企業が環境への取り組みをビジネスの視点からもプラスと捉えて活動するために、特に小規模な事業者に対するコンサルティングを丁寧に実施していることなど、盛り沢山のお話を伺いました。自然エネルギー普及のための電気料金の値上げが産業の停滞をもたらしていないのか尋ねたところ、一定の条件をクリアして認められた企業に対しては環境税の減税制度があるとのことでした。

 

Eva Weber(ヴェーバー)議員、Wolfgang Hehl(へール)職員との懇談


 環境関係の仕事は、交通、建築、土木をはじめ、すでに一般的な業務に非常に大きく入り込んでおり、現在ではIT分野よりも成長分野となっているとのこと。かつては環境政策に力を入れているのは、みどりの党だけだったのが、今はどの政党も環境に力を入れるべきだと主張していることが大きなインパクトになっている、ただし、そうなるまでには、40年前にバイエルン州で最初に環境省ができて以来、長い長い時間がかかっており、急にそうなったわけではないというお話しが印象的でした。

 

富士通テクノロジーソリューション

富士通テクノロジーソリューション

 続いて、シーメンスとの合弁会社だった(現在は富士通が全株式を取得し子会社化している)富士通テクノロジーソリューションズを視察。日本の福島県とドイツのアウクスブルク市の2カ所を拠点として、システムボードの開発、製造をはじめ、テストや検査も行っています。市が進めているイノベーションパークへの拡張も検討されているとのこと。
 工場ではCO2の削減、材料の削減を目指しており、製造されているパソコンももちろん、省エネと、リサイクルしやすい素材の使用が徹底されています。 鉛フリーにも規制が始まるより早く取り組んだそうで、高付加価値なものづくりを戦略にされていることが感じられました。
 

Amagasaki-Allee(尼崎通り)

Amagasaki-Allee(尼崎通り)



 なんと!アウクスブルク市には、「尼崎通り」があります!もちろん、地図にもちゃんと載っていて、春には、本市から寄贈した桜が通りを彩ります。今回は桜は咲いていない季節でしたが、次の視察先に向う途中に立ち寄らせてもらい、「Amagasaki-Allee」の表示板前で記念撮影!本市青年使節団や代表団がアウクスブルク市を訪問した際には、必ず写真撮影を行うスポット。ドイツで「Amagasaki」の文字に出会えるなんて、やっぱりとても嬉しいことです。


 

歴史的給水施設、最新給水施設

歴史的給水施設、最新給水施設


 交通やエネルギーと同様、市公社が担当している水道事業を視察。まずは、世界遺産登録を目指しているという「歴史的給水施設」から。ここでは、中世から都市の力の源泉だった運河や水路などの利水・給水システムの移り変わりを示す写真が展示されているほか、1979年まで使われていた巨大な汲み上げポンプや給水タンクを見ることができます。

 

歴史的給水施設、最新給水施設

 現在はポンプの動力は電気ですが、その50%は水の移動時の力を利用した水力発電によるもの。水力発電によるCO2フリーの水と、そうでない水の2種類が供給されており、CO2フリーの水は価格が5%高いけれども、15%の市民がこちらの水を選んでいるそうです。この5%は環境保護のプロジェクトに使われるとのこと。料金を確保するというよりも、こういった取組みで「自分たちの水源、森林を自分たちで守る」という意識を広げていくことが重要だと強調されていました。

 

歴史的給水施設、最新給水施設


 その後、水源となっている森林に移動。地下水を有害なものから守るため、ここ20年の間に、農作地や工業地を購入していったそうです。水源としてはもちろん、緑に親しむ空間として保全されていて、散歩やサイクリングを楽しむ市民の方々をお見受けました。


 

歴史的給水施設、最新給水施設


 深い井戸の中に、左右50メートルの管を伸ばして地下水を集めています。この管には砂、小石などが詰められていて、水が自然濾過される仕組みです。化学的な浄水プロセスは一切なしで基準をクリアできるそうですが、相手は自然なので、水質は常にチェックするとともに、大雨、洪水などの時には、紫外線殺菌を行うそうです。


 

歴史的給水施設、最新給水施設


 ドイツ国内の60%以上はやはり通常の浄化施設が必要とのこと。バイエルン州の中で最大(ドイツ国内でも3番目)の面積の森林を有するアウクスブルク。素晴らしい資源に恵まれており、かけがえのない宝だとおっしゃっていました。すべての政党がこの水を守っていくことに賛成しているということでした。


 

レヒ川の水力発電

レヒ川の水力発電


 アウクスブルク市を流れる最大の河川、レヒ川。コンクリート護岸の再自然化事業に取り組んできており、市民の皆様に大変好評とのこと。河原では多くの人が日光浴などを楽しんでいたほか、堤防上や河川敷では、サイクリングに来ている人がひっきりなしに通っていました。
 川沿いはミュンヘンオリンピックのときのカヌー競技の会場になった施設があり、カヌーを楽しんでいる人の姿も。

 

レヒ川の水力発電

 このレヒ川に現在、水力発電施設を建設中。工事現場も合わせて見学させていただきました。治水目的のダムに隣接して設置され、この水力発電施設の電力で、6,000世帯(3,000キロワット)の電力を賄う計画。建設費は1200万ユーロで、建設費は公社が3分1、市民出資で3分2を調達。出資した市民には配当がでますが、100%再生エネルギーの契約をしている人は配当率がアップするそうです。ここでも、市民自身が出資等を通じて、環境やエネルギーの問題に主体的に関わることの大切さを強調されていました。

 

中世歴史市民祭

中世歴史市民祭

  資料などを置きにいったんホテルへ。グリーブル市長が迎えにきて下さり、徒歩で街並みを楽しみながら「中世歴史市民祭」の会場へ。このお祭りは市民の皆さんが中世の衣装に身を包んで参加するというもの。2000年以上の歴史をもつアウクスブルク市ですが、大富豪フッガー家が栄え、まちが繁栄を遂げた中世期の文化を今に伝えようと開催されているそうです。たくさんのお店が並び、数々のパフォーマンスが繰り広げられて、会場は多いに盛り上がっていました。

 

中世歴史市民祭


  グリーブル市長、ヴェーバー議員のほか、地熱発電や製紙工場、パッカー車製造など環境系の企業家の方々にも声をかけて下さっていて、いろんなお話を伺うことができました。皆様、ご夫妻での参加です。夕食を取りながら、多いに懇親を深めることができました。


 

中世歴史市民祭

 

  また、グリーブル市長が舞台でご挨拶される際には私も一緒に登壇させていただき、大勢の参加者の皆様に、姉妹都市・尼崎市のことを知っていただくことができました!


 

8月7日(水曜日) 姉妹都市 ドイツ・アウクスブルク市 滞在4日目

テキスタイル博物館

テキスタイル博物館

  アウクスブルク市滞在の最終日は、私のたっての希望で、路面電車に乗車!朝一番で、テキスタイル博物館に向かいました。かつて、一大繊維工業のまちだったアウクスブルク市。1960年代には6万5,000人の労働者が集まり、19世紀にはドイツのマンチェスターとい呼ばれるほど栄えましたが、グローバル化の波を受けて繊維業は徐々に衰退。1990年代になり、歴史と技術を伝承するため、バイエルン州、アウクスブルク市が一緒になって博物館を作ろうという機運が高まり、アイデアから15年!2010年に、旧工場群の一画にテキスタイル博物館が開館しました。
 開館3年で入場者は40万人以上と、大変好評とのことです。
 

テキスタイル博物館

 常設展示場だけで2500平方メートルの広さ。常設展は、今や貴重な織り機を使って実際に目の前で織物ができる工程まで見せてくれるエリア、アウクスブルク市の繊維工業の歴史を時代ごとに伝えるエリア、そして、テキスタイルの推移と発展を展示するエリアと、大きく3つのテーマで構成されています。歴史のエリアでは、繁栄していく街並みの変遷はもちろん、貴族の時代から商人、市民の時代への変化、労働者の権利獲得の過程なども盛り込まれているのが印象的でした。また、展示における現代のブースには、これまでもよく話題に上ったカーボン繊維の製品が飾られていました!
 

テキスタイル博物館


 企画展は、「テキスタイルとアーキテクチャー展」。カーボン繊維も衣料品の枠を超え、すでに工業製品ですが、こちらではさらに、防音性の布でできたカーテンや布張り天井の建物など、建築物とテキスタイルの融合をテーマにした面白い展示が満載でした!シティギャラリーでお披露目された茶室も、この特別展示の一つ。伝統的な布の風合いから、もはや素材産業という一面まで、テキスタイルの幅広さと、社会的な側面からもまちの発展の歴史を学べる奥深さを兼ね備えた、素晴らしい博物館でした。
 

市公文書館起工式

市公文書館起工式

 博物館のあるエリアはちょうど再開発中で、いくつかの古い工場は取り壊されて住宅になるそうです。そんな中、博物館のすぐ隣りの建物を保全、改築して、市の公文書館にするとのことで、その工事現場で行われた起工式に出席しました。メディアや多くの関係者が見守る中、グリーブル市長をはじめ、文化・スポーツ担当副市長や設計者などが、この歴史的な建物と、貴重な公文書をともに保全するためのこの取り組みの意義などについて、あいさつを述べられました。

 

市公文書館起工式


 庁舎としての執務スペースと合わせて、歴史・文化に触れられる展示のスペースも整備する予定とのこと。うらやましいです…!!
 式典終了後は、グリーブル市長とテキスタイル博物館内のお店で軽食を取りながら、最後の挨拶を交わしました。皆様の友情と素晴らしいおもてなしに心から感謝をお伝えしました。

 

アウクスブルク市内散策

アウクスブルク市内散策

  連日、朝から晩まで公式行事や視察に参加させてただき、すっかり足が棒になっていたのですが…ホテルをチェックアウトして、ミュンヘン空港に向かうまでの合間、最後のミッション?!お土産探しへ。ゆっくり時間を取ることはできませんでしたが、近くの文房具店や百貨店などを巡りました。
 タイトな日程での訪問ではありましたが、本当に充実のプログラムを組んでいただいた今回のアウクスブルク市訪問。見学した水力発電所や公文書館が完成する頃には、ぜひもう一度訪問したいと思いながら、ドイツを後にしました。
 

アウクスブルク市青年使節団 来尼!!

アウクスブルク市青年使節団 来尼!!

 帰国して一ヶ月。今度はアウクスブルク市の青年使節団の皆様が、市長室に表敬訪問に来て下さいました!皆さんとはシティーギャラリーの茶室のイベントでお会いしていましたが、ここ尼崎市で再会できたことを本当に嬉しく思います。
 青年使節団の皆さんに歓迎のご挨拶をさせていただいた後、記念品を贈呈。本市からは菰樽をデザインした「こもラボ」と、本市とアウクスブルク市の姉妹都市キャラクター‘あまルク’が型押しされた「あまルクせんべい」を贈りました。そして、なんとアウクスブルク市からは、アウクスブルク市内にある「尼崎通り」に掲げているものと同じ「Amagasaki-Allee」のボードをいただきました!!
 本市からの青年使節団や代表団がアウクスブルク市を訪問した際に尼崎通りに立ち寄り、必ずボードの前で写真撮影するからと贈って下さいました。
 長年にわたり育まれてきた両市の交流。多くの先輩たちの取組みに敬意と感謝を表します。この友情の歴史を今後も大切に引き継いでいきたいと思います!!
 

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