5 尼崎での経験が「学び」になる

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印刷 ページ番号1013439 更新日 2018年8月29日

船木:今日は学びをテーマに話をしてきましたが、今後のまちの未来について感じること、期待することはありますか?

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江田:切実な問題で、神社は人が住んでないと成り立ちません。ご存知の通り、南の地域は北部の人口増を越えるペースで人が減っています。ですが、この地域にはたくさんの歴史遺産があり、富松神社の宮司さんは「歴史文化の玉手箱」だと表現されていました。尼崎市民が知らないだけでたくさん歴史や文化があって、これらは宗教の枠を越えて評価しないといけないものだと思います。文化財収蔵庫も来場者が増えていて、もっといろんな人に尼崎の歴史や文化を体験できるような流れができたらなと思います。

若い世代がもっと住みたくなるまちになってほしいですね。人がいないとまちは成り立たないので、人が住んで賑やかなまちであり続けてほしいです。

濱田:歴史の話がでましたが、市内の史跡や施設などの標識などをきれいに整備して、初めて訪れた人でも尼崎の歴史にまつわる名所の案内などが分かりやすくなるといいですね。

子ども目線では、忍たま乱太郎をもっとアピールしたら、どうでしょうか。なんといっても全国版ですから。そしたら今よりもっといろいろな所から人が来てくれるようになるんじゃないでしょうかね。

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船木:忍たま乱太郎に関連づけて地名めぐりをサポートしたことで、各地から人が来ていただけるようになりましたね。

宏林:私の先輩のお店の名前が、忍たま乱太郎の登場人物の名前で、ファンの聖地になっていますね。

船木:尼崎は尼子騒兵衛さんの事務所のご好意で一緒にさせてもらえています。尼子騒兵衛先生が地域を愛されているので、登場人物の名前に尼崎の地名が使われているのですね。

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宏林:尼崎は本当にいろんな魅力がありますね。以前、ラジオの取材で「尼崎って一言で言うと何ですか」と聞かれたとき「ごった煮」だと答えたことがあります。いろんな出身者がいて、ごった煮の良さはそれぞれが違いを認め合えるところだと思います。いろんな魅力があるおもしろいまちであってほしいですね。PTA役員をやっていてよくわかりましたが、学校が統合して初めて隣の学校の良さを知ることができ、若手の先生も凄く頑張っているのだと実感しました。相手の違いを知るのも一つの学びですね。

船木:なるほど、皆さん様々な経験から学びを感じていらっしゃるということが、お話を聞いてとてもよくわかりました。

市の職員や若手の先生方の中には市外の人もいて、地域のことを知らずに市民や子どもたちと向き合う事もあるかと思います。だから駄目じゃないかと怒るだけでなく、若い方々が「尼崎でのあの経験があったから今の自分がある」と思えるような経験をさせてあげてほしいのです。「尼崎で人生のスイッチが入った」と思える経験ができた時、尼崎で学んだと思ってもらえるのではないでしょうか。そんな経験をした若い人達の一人でも二人でも尼崎に戻ってきたいと思い住んでくれたら、尼崎も元気になっていくと思うのです。尼崎で人生のスイッチを入れられたら、きっと尼崎に愛着を持つ人が増えてくると思うのです。そんな経験をした方が市外に出た時に、自分の帰る場所は尼崎である、と思ってくれたら嬉しいですね。

江田さん、宏林さん、濱田さん、本日は長時間にわたり「学びとは」という問いから大切なことをお話しいただき、とても楽しく充実した時間となりました。本当にありがとうございました。

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