冬場になると入浴中の事故が多発!その多くが高齢者!

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印刷 ページ番号1003212 更新日 2020年9月7日

年をとると血管の壁は弾力性がなくなって硬くなり、血圧は上がりやすくなります。

外気温が低くなる冬場は、温度の急激な変化で血圧が大きく変動し、失神や心筋梗塞、不整脈、脳梗塞などを引き起こしますが、血圧の上昇幅が大きい高齢者は、特に注意が必要です。

~家庭の浴槽での溺死者が10年間で約7倍に増え、そのうち65歳以上の高齢者が約9割を占めます~

年をとると血管の壁は弾力性がなくなって硬くなり、血圧は上がりやすくなります。
外気温が低くなる冬場は、温度の急激な変化で血圧が大きく変動し、失神や心筋梗塞、不整脈、脳梗塞などを引き起こしますが、血圧の上昇幅が大きい高齢者は、特に注意が必要です。

脱衣所や浴室を温める

部屋の温度と浴槽の温湯との差を少なくするために、脱衣所をヒーター等で温めておいたり、風呂に入る前にしばらく浴槽のフタを開け温めるなどの準備をしましょう。

お風呂のお湯の温度は41℃以下に、つかる時間は10分までを目途に

熱いお風呂は血圧を急上昇させてしまうので、お湯の温度は体温に近い38℃~41℃くらいのぬるめの湯に設定し、かけ湯をしてお湯に体を慣らしてからゆっくりつかりましょう。
また、のぼせてしまうと意識障害をおこし、体温が湯の温度まで上がり熱中症をおこす可能性もあります。

浴槽から急に立ち上がらず、手すりや浴槽を持ってゆっくりと

入浴中は湯で体に水圧がかかっていますが、急に立ち上がると体にかかっていた水圧がなくなり、圧迫されていた血管は一気に拡張し、脳にいく血液が減り脳が貧血状態となり、一過性の意識障害をおこすことがあります。

こまめな水分補給を

入浴中に汗をかくことで、血液中の水分が減って、血液が粘っこくなって、血栓ができやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高くなるので、入浴前後に水分をとりましょう。

入浴直前の飲酒はさけ、食後すぐの入浴はさける

飲酒してすぐの入浴は血圧が下がりすぎたり、脱水をおこしやすくするので、入浴直前の飲酒は避け、アルコールが抜けてから入浴しましょう。また、 高齢者の場合は、食後すぐに血圧が下がりすぎる食後低血圧を起こし、失神することがあるので、食後すぐの入浴は避けましょう。

このページに関するお問い合わせ

保健局 保健部 健康増進課(尼崎市保健所健康増進課)
〒660-0052 兵庫県尼崎市七松町1丁目3番1-502号 フェスタ立花南館5階
電話番号:06-4869-3033
ファクス番号:06-4869-3049