一般環境経由によるアスベストばく露の健康影響実態調査

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ページ番号1003855 更新日 平成30年2月23日

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 平成17年6月、本市において、アスベスト(石綿)取扱い工場周辺の一般住民がアスベストを原因とする健康被害(中皮腫の発症)を受けているとの報道があり、一般環境経由によるアスベストの健康被害の可能性が指摘されたことを受け、中皮腫死亡者の石綿ばく露の実態を把握することを目的として、環境省は本市(尼崎市)をはじめ、兵庫県、神戸市等に委託し、調査を実施しました。

1 実施期間
   平成17年11月1日~平成18年3月31日 
2 実施主体
   本市(尼崎市)、兵庫県、神戸市、姫路市、西宮市 
3 調査対象者
   (1)平成14~16年の3年間の人口動態統計の死亡小票における、兵庫県内の悪性中皮腫による死亡者
   (2)保健所等の健康相談等で把握した、中皮腫患者(死亡者も含む)
   (3)上記以外の情報源から把握した、中皮腫患者(死亡者も含む)
4 調査方法の概要
   (1)アンケート及び聞き取り調査
       調査対象者の遺族等に対し、対象者の職業歴や居住歴について聞き取り調査を実施、併せて、調査対象者の昭和30~40年代の住民票住所地について、戸籍附票を確認しました。
   (2)医療機関へのカルテ調査
       調査対象者について、医療機関のカルテに記載された情報を入手し、(1)の聞き取り調査の補完をしました。
   (3)石綿取扱い施設調査
       兵庫県で青石綿の使用量が多かったと考えられる昭和30~40年代の石綿取扱い施設の配置状況について、国、自治体の公表資料及び現存する電話帳等から把握しました。
5 調査結果
    調査結果は環境省のホームページ上(「兵庫県における石綿の健康影響実態調査報告について」)で公表されており、上記の3(1)の集計結果の概要は次のとおりです。
   (1)人口動態調査における中皮腫による死亡者の年齢構成
       兵庫県全体の調査対象者は222人。70~79歳が最も多く、60歳以上が81%で、最高年齢者は95歳、最若年齢者は47歳でした。
   (2)聞き取り調査
       調査対象者の遺族のうち、兵庫県内に居住し、調査に対して同意の得られた者143人に対して行いました。
   (3)調査対象者の石綿ばく露経路の概要

調査対象者の石綿ばく露経路の内訳

ばく露経路

合計

内男性

内女性

労災

21

20

1

職域

87

74

13

家庭内

6

0

6

立ち入り

2

1

1

屋内環境

2

2

0

その他

25

15

10

合計

143

112

31

   (4)調査結果からの考察(報告書からの抜粋)
       今回の調査は、対象地域全体の石綿ばく露の実態を把握する目的行ったことで実施したものです。遺族の記憶を頼りに聞き取り調査をや、当時の施設が網羅的に把握されていないこと、各施設の石綿取り扱い状況・排出状況についての情報が十分でないこと等から、個々の中皮腫死亡者について、客観的にばく露経路を特定するに調査設計上、限界があることに留意する必要があります。

このページに関するお問い合わせ

健康福祉局 保健部 疾病対策課(尼崎市保健所疾病対策課)
〒660-0052 兵庫県尼崎市七松町1丁目3番1-502号 フェスタ立花南館5階
電話番号:06-4869-3053(精神保健、難病対策、他)
ファクス番号:06-4869-3049