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生食用生鮮食品による食中毒に注意しましょう

 近年、全国的に、食後数時間程度で一過性の嘔吐や下痢を呈し、軽症で終わる有症事例で、既知の病因物質が不検出となり、原因不明として処理された事例が報告されています。

 これらの有症事例のうち、生食用生鮮食品のヒラメ及び馬肉に関連した事例について、それぞれ特定の寄生虫の関与が示唆されるとの提言が薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会食中毒・乳肉水産食品合同分科会からありました。

 これを受けて厚生労働省は、今後も引き続き調査、研究を行っていく旨を明らかにするとともに、全国の自治体に対して、これらの寄生虫に起因すると考えられる有症事例が報告された場合は、食中毒事例として取り扱うよう通知を発しました。
 

原因となる寄生虫

  1. ヒラメ クドア属粘液胞子虫のKudoa septempunctata「クドア・セプテンプンクタータ」
  2. 馬肉 住肉胞子虫のザルコシスティス属のSarcocystis fayeri「ザルコシスティス・フェアリー」

食中毒の防止対策

両寄生虫とも一定の条件で凍結することにより、病原性を示さなくなることが確認されています。

  1. クドア・セプテンプンクタータ
  • マイナス15度からマイナス20度で4時間以上の冷凍処理
  • 加熱処理では、中心温度75度5分以上の加熱
  1. ザルコシスティス・フェアリー
  • マイナス20度(中心温度)で48時間以上、マイナス30度(中心温度)で36時間以上、マイナス40度(中心温度)で18時間以上の冷凍処理
  • 急速冷凍装置を用いた場合はマイナス30度(中心温度)で18時間以上の冷凍処理
  • 液体窒素に浸す場合は1時間以上保持する方法

 

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