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やって見よう!4

私たちにとっての理想の社会をイメージしよう!

 21世紀を“人権の世紀”とするために

ベルギーやオーストラリアなどで実践されている高校生や一般成人向きの学習方法の一つに、「“人権”とはなにか?」とか、『世界人権宣言』に盛り込まれた30条というのは、私たちにとって一体どんな意味をもっているのか? といった問題について、具体的な活動に参加しながら考えていくやり方があります。
21世紀の理想の社会とは?

 まず、最初に、参加者全員が会場の床に横たわるなどして、瞑想します。バックグランド・ミュージックには、バッハの「管弦楽組曲第2番のアリア(G線上のアリア)」や、モーツアルトの「アイネクライネナハトムジーク」などの静かな曲が流されます。自分たちが乗った船が難破して孤島に辿り着いたという設定で、現在の各自の社会的地位 や利害・関心その他、諸々の俗界の雑念などを取り払わせます(ベルギーでの実践の場合)。

 あるいは、突然、ある光線によって、現在住んでいる地球とは全然違うところへ運び込まれたが、そこでは、自分が「老人であるか、幼児であるか、働き盛りであるか(年齢)」「男性であるか女性であるか(性別 )」「障害を持っているか、いないか」「どれくらいの知識・学歴を持っているか(業績・能力など)」など、自分自身がどういう人間かということが一切分からない。自分はもしかしたら障害者であるかもしれないし、おとなの保護が必要な赤ん坊であるかもしれないし、老人であるかもしれない(オーストラリアの場合)。

 いずれにせよ、参加者それぞれの社会的立場や地位・役割などをすべて“無”にした状況設定のなかで、「人間が楽しく幸せに生きられる理想の社会についてのイメージ」を検討させるのです。その際、創造したい社会のあり方を、次のような4本の柱をベースにして考えましょう。

  1. 政治のシステムをどうするか?  
  2. 生産、 経済活動についてはどうするか?
  3.  教育とか家族の扶養、家庭の管理・運営についてはどういう体制が望ましいか?
  4.  祖先の祀り事とか、宗教、とかといった問題はどういう制度が望ましいか?
     
     ここでの理想の社会のイメージの背景には、いうまでもなく、“理念”として『世界人権宣言』30条が保障される社会が一つのモデルとされているのです。

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