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人権コラム2

生存・健康・教育

・・・学習権は、人間の生存にとって不可欠な手段である もし、女性も男性も、より健康な生活を営もうとするなら、学習権をもたなければならない。 (ユネスコ『学習権宣言』より)

 【資料】は、ユニセフが毎年発行している『世界子ども白書』から作成した統計です。

 「5歳未満児死亡率」の高い国から順に12カ国をAグループとし、反対に、 「5歳未満児死亡率」が低い方から順に14カ国をBグループとして、それぞれについて、15歳以上成人の識字率、初等教育純就学率および国民1人当たりのGNP(総生産)を統計資料としてまとめたものです。
 まず、同じようにこの世に生を受けたにもかかわらず、5歳未満で死んでいく子どもたちが、AグループではBグループの80倍という高い比率になっているというきわめて不条理な実態が示されています。間もなく21世紀を迎えようとしている今日でも、このような大きな格差が歴然として存在していることを私たちはどのように受けとめればよいのでしょうか? 自分たちにできることは何か? についてお互いに考えたいものです。

ユニセフが毎年発行している『世界子ども白書』から作成した統計表

第2に、Aグループでは、いずれも、識字率や就学率について、男性と女性との差が非常に大きいということです。Aグループの国々では、とくに女性は教育を受ける権利を奪われてきたし、今日でも奪われつづけているのです。

 第3には、文字の読み書きに不自由を感じている成人(非識字)が多ければ多いほど、全般 的に、5歳未満児死亡率が高くなる―とくに、女性の識字率や就学率と乳幼児死亡率との間には、強い逆相関関係が存在している―という傾向が明らかに認められます。とくに、女性に対する人権としての教育が保障されるかどうかが、家族の健康管理、とくに抵抗力の弱い乳幼児の生存に深く関係していることに注意するべきでしょう。

 学習権は、文字通り、人間の生存にとって不可欠な手段なのです。

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