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出土遺物

田能遺跡から出土した遺物

田能遺跡出土 土器・石器

 田能遺跡から発見された遺物は、大量の土器とともに、石庖丁や石鏃(やじり)・石斧・石錐などの石器、勾玉や管玉などの石製装身具、木製品、人骨やその他のさまざまな骨類、銅鏃や白銅製釧、鉄製品などがあります。

 なお、「銅剣鋳型」「白銅製釧」「碧玉製管玉」は兵庫県指定文化財に登録されています。

県指定文化財

銅剣鋳型

銅剣鋳型(どうけんいがた)

 第4調査区の土坑から、弥生時代中期前半の土器片とともに出土しました。銅剣鋳型は、当時、近畿地方で初めての発見と話題になりました(現在は、大阪府の鬼虎川遺跡でも見つかっています)。
 鋳型は砂岩を彫り込んだもので、直方体の一面に銅剣の茎(なかご)部分と関(まち)から上がわずかに残されていました。破損した後に砥石として再利用されたため傷跡が残っており、本来の鋳型の大きさよりも小さくなっていると考えられます。
 現存する長さは6.6センチメートル、最大幅6.6センチメートル、最大の厚みは5.3センチメートルで、鋳型面に彫り込まれている剣の現存の長さは、全長5.8センチメートル、剣身部長3.6センチメートル、剣身部最大幅4.7センチメートル、関幅4.4センチメートル、脊(せき)幅1.7センチメートル、茎部長2.4センチメートル、同幅1.65センチメートルです。
 この鋳型から復元される銅剣は中細形銅剣a類に属し、復元すると40センチメートルを超える大きさになると推定されます。この鋳型の発見から、田能遺跡及び周辺で青銅器製作が行われていたと考えられています。

 

白銅製釧

白銅製釧(はくどうせいくしろ)

 第4調査区の第17号墓に埋葬されていた男性の左腕にはまった状態で発見されました。
 形はゴホウラという巻貝を縦切りにした形態の貝輪を模しており、「D」字形の不整五角形をしています。
 外径は縦7.10センチメートル、横5.8センチメートル、内径は縦6.15センチメートル、 横4.7センチメートルで、環の幅は0.75センチメートル、厚さ0.5センチメートルあります。
 外面はよく磨かれていますが、内面には鋳型の合わせ目が部分的に残っています。
 近畿地方では、装身具を着装した弥生時代の被葬者としては数少ない例の一つであり、無鉤〔貝輪の突起部分を誇張した鉤(かぎ)が無いもの〕としては唯一です。

 

碧玉製管玉

碧玉製管玉(へきぎょくせいくだたま)

 第17号墓に接して埋葬された第16号墓の老年とみられる男性の胸部付近から発見された632個におよぶ碧玉製の管玉です。
 大きさには大小あり、最小のものは0.72センチメートル、太さは0.33センチメートルで、最大のものは長さ2.33センチメートル、太さは0.6センチメートルです。長さで最も多いのは1.48センチメートルで、全体の中では1.00~1.50センチメートルまでのものが半数以上、太さで最も多いのは0.49センチメートルのもので、0.4~0.6センチメートルの太さが大半となっています。
 近畿地方では最大級の出土量ですが、発掘の廃土作業中に発見されたため、もう少し数が多かった可能性があります。
 田能遺跡では碧玉の原石が2点検出されており、その内の1点には製作する際に原石を細かく分割するための溝が刻まれています。田能遺跡において管玉の製作が行われていたと考えられています。


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