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市民の皆さんの力が田能遺跡を守り育てています-28年度 茅葺き体験会を実施しました-

今年も行いました -方形竪穴住居の屋根の葺き替え-

 3月20日(祝日)、昨年の円形住居に引き続いて方形竪穴住居の屋根の葺き替えを行いました。
 市民ボランティアさんの会「田能遺跡サポーター倶楽部」との共催事業です。
 市民の力をあわせて田能遺跡の復元建物の修復を行おう、という趣旨で昨年度から実施しており、サポーター倶楽部の皆さんが主役です。

高床倉庫へ保管

 

 茅葺きの材料になるススキの調達には、ボランティアさんの力が大きく発揮されました。
 能勢町に何度も足を運んで、町役場や農協を訪問してススキが自生している現場を調査したり、茅刈り体験のできる場所を探すうちに、ついに刈り取って保管してある大量のススキを譲っていただくことができました。

 一旦、田能遺跡の高床倉庫へ保管します。






  

勉強会風景

 

  美山町から茅葺き職人さんを招いて勉強会をするなど、熱心に準備を行いました。





準備風景

 
 そして、3月20日(祝)、いよいよ葺き替えの当日になりました。
 職人さんの朝は早く、7時半には田能資料館に到着です。
 ボランティアさん達も朝早くから集合していただき、高床倉庫に保管してあった茅を外に出して茅葺き替えの準備を行います。


葺き替え指導

 

 10時になり、一般公募で応募いただいた市民の皆様と一緒に、職人さんの指導のもとで葺き替え作業の開始となりました。
 職人さんの指導を受けながら、茅を葺き替えていきます。



葺き替え指導2

葺き替え指導3

葺き替え指導4

茅の裁断

古茅も、使えるものは選別のうえ再利用します。

新しい茅を適度な長さに裁断して、撤去したところを葺いていきます。












切りそろえた茅






ちっちゃな市民さん

ちっちゃな市民さんも大奮闘です





段葺き屋根

 丸一日かけて今年度の茅葺き体験会は終了しました。

 今年度は、方形竪穴住居の屋根の両側を、約1/4ずつ葺き替えることができました。


集合写真

古茅は生まれかわります

苗場

 葺き替えの際に撤去した古芽は新たな使いみちがあります。
 尼崎の森中央緑地では、兵庫県が森の造成に取り組んでいますが、木の苗を育てるためのマルチング材として、この古茅が活用されます。
 自生していたススキが茅葺き屋根に生まれ変わり、そして屋根としての役目が終わった後には、苗木を育てるための材料として活用され、やがて土へと帰っていくという、まさに環境循環の典型ともいえるのが茅葺き屋根の特徴なのです。 

マルチング




 
来年度以降も、市民の皆さんの力で、順次茅葺き復元建物の葺き替えを行っていきます。
 ご興味のある方は、ぜひ田能資料館までご連絡をお願いいたします。

(一般参加者の皆さんの声)
・ 初めての体験でしたが、楽しくて面白かったです。なかなかうまく屋根作りが出来ず、難しさを感じました。また次回の体験会に参加して、次の屋根を作りたいです。今回は全くお役に立てず申し訳ないですが、いい経験をさせてもらいました。有難うございました。
・ もっと広く市民の人たちに知ってもらえば、参加者も増えると思います。個人的にはすごく楽しかったです。ありがとうございました。
・ 前回と少し違っていたが楽しかった。
・ 初めての体験ができました。
・ (よかった) 保存に協力できた故。

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