笠塔婆銘文
門内すぐ左手に塀を背にして、北に向いて立っている花崗岩製の笠塔婆です。塔身の上端を欠失していますが、現存高184.8cmあり、正面に嘉暦2年(1327)の年号が刻まれていて造立年代が明らかです。
基礎の正面は格狭間を入れず、相対する孔雀を彫りだしています。塔身は方柱状で上端が欠けています。正面は上部に地蔵立像を肉厚彫りし、下部に合掌する俗形坐像二体を刻出し、その間に5行の銘文が彫られています。他の3面は書体を変えた六字名号を配し、その下に蓮華座を薄肉彫りしていて、銘文から亡き両親の33回忌にあたり子供が建てたものであることが分かります。尼崎地域だけでなく、この頃の石造美術として代表的なものであるといわれています。
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