如来院境内の南西隅に建っている、鐘楼にかけられた青銅製の銅鐘。総高89.8cm、龍頭高16.4cm、鐘身高65.9cm、口径52.0から52.9cm、爪(鐘身最下端部)の厚さは5.5cmあります。下端はほぼ水平で、乳は4段4列で完存し、撞座(どうざ)は2面に刻出されています。
2区にわたって下記の陰刻銘があり、応永32年(1425)に摂津国椋橋嶋堂の勧進寺の鐘として鋳造されたことが本銘で、また、鋳造後19年を経た嘉吉3年(1443)に丹波の西楽寺へ買い取られたことが追銘によって知られますが、如来院の所有となったいきさつについては分かりません。
現在市内には多くの銅鐘が残されていますが、本鐘は銘記によって鋳造年代が最も古いこと、また、鋳工が知られ、かつ所在の変化が追銘によって知られることなど貴重な歴史資料といえます。
|