一間社
(いっけんしゃながれづくり)(間口1.39m)、柿葺(こけらぶき)の建物で、嘉永3年(1850)に建立された覆屋(おおいや)内に納められており、覆屋内では井戸状に砂を敷き詰めた円形の穴の上に土台を組み、その上に本殿を安置するという他に例を見ない形式がとられています。小規模でかつ装飾を抑えた簡素な造りの建物で、建物本体と庇(ひさし)をつなぐ海老
(えびこうりょう)は市域ではもっとも美しいものです。建立年代を直接示す史料は見当たりませんが、建築様式や、貞享5年(1688)の寄進銘を有する金幣が伝来していることなどから、この年代頃に建立されたものと考えられます。保存状態は良好で、市内における江戸時代中期(17世紀末頃)の神社本殿建築として貴重な遺構です。
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金幣は板に貼り付けられた状態で伝来しました。全長は55.3cmで、「大坂荘屋町/荘屋吉兵衛娘徒也/金楽寺村/一品天神吉備大臣/寄進貞享五年戊辰九月廿八日」の線刻銘が施されています。
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